【雰囲気変わる?!】日本の昔話のタイトルを英語に訳してみようPart2

「むかしむかし~」というお馴染みのフレーズから始まる日本の昔話。お馴染みの昔話も英語に訳せば、雰囲気が変わることも。今回は、みなさんご存知の有名な日本の昔話の英訳タイトルをご紹介します。

 

■ One Inch Boy

かつてインチは国ごと、時代ごとに異なる値を取る単位でした。現在では国際インチとして統一され、1インチは2.54cmと定められています。もうおわかりのように、「One Inch Boy」とは「一寸法師」のことです。一寸は一尺の十分の一の長さに相当します。一尺は30.3cmですから、一寸は3.03cmになります。インチと一寸は正確には同じ長さではありませんから「Roughly One Inch Boy」と訳すか、もっと正確に「3.03cm Tall Boy」のほうが良いかもしれませんね。

 

■ The Monkey and the Crab

「The Monkey and the Crab」は、「さるかに合戦」です。「あれ?合戦はどこにいった?」と思った方もいらっしゃるのでは?合戦は英語で「Battle」ですが、「The battle of The Monkey and the Crab」だと、途端に物騒な雰囲気になってしまいます。まあ、ずる賢くて凶悪なサルがカニに酷いことをするお話ですから、本来物騒な話には違いないのですが。ちょっと趣向を変えて、「The Revenge of the Young Crab and Friends(若きカニと友人たちの復讐)」とでも訳せばわかりやすいのではないでしょうか。

 

■ The Farting Wife

「Farting」は「Fart」の現在分詞形で、おならをすることを意味します。ですから、「The Farting Wife」は「屁ひり女房」です。さて、昔話にはなにかしら教訓が隠されているものですが、「屁ひり女房」から得られる教訓とはなんでしょうか?一つに、欠点も長所になることが挙げられるでしょう。例えば、欠点(もしくは短所)が長所になるとは、短所が飽きっぽいことであれば、好奇心旺盛でチャレンジャーであるという長所に変換できるということです。「Turn your weaknesses into strengths」を目指せば、人生を前向きに歩めるかもしれませんね。

 

■ The Princess of the Moon

「かぐや姫」は英語では「The Princess of the Moon」と訳されています。でも、「月のお姫様」だなんて、「星の王子様」の親戚みたいですよね。わずか3カ月で成人女性に成長したというかぐや姫。現存する日本の物語の中でも、もっとも古いとされている「竹取物語」の主人公である人外の姫は、求婚者である5人の貴公子に無理難題を吹っかけて結婚を逃れます。いわば彼らは、「They did not know their place(身の程知らず)」だったといえます。「She is out of my league(高嶺の花)」だと最初から認めていれば、求婚者たちも自分たちのダメンズぶりを暴露しなくて済んだのではないでしょうか。

 

■ The Witch and the Yong Priest

「The Witch and the Yong Priest」は「山姥と小僧」、つまり「三枚のお札」の英訳タイトルです。山姥が「Witch」と訳されているのが、どうもしっくりきません。日本でもメジャーな存在である魔女ですが、昔話の日本に魔女は似合わないのではないでしょうか。山姥の正体は、山の神に仕えた巫女や山に捨てられた年老いた女性だと考えられています。そのため、恨みを抱えたおどろおどろしさを感じさせる山姥は、「Ogress(鬼女)」と訳すほうがぴったりかもしれませんね。ところで、気になるのは山姥を餅と一緒に食べてしまった和尚さんのお腹の具合です。よっぽどの「Strong stomach」の持ち主だったんでしょう。また、肉(山姥)を食べても平気だったということは、親鸞の時代から肉食を許されていた浄土真宗を信仰していたと考えられます。

 

■ The Peach Boy

日本一有名な昔話である「桃太郎」を英語に訳すると、「The Peach Boy」になります。ロールプレイングゲームの元祖のようなお話ですが、肝心の教訓はというと「はて、なんだろう?」と考え込む人も多いお話なのではないでしょうか。勧善懲悪のヒーローものといえば、そうかもしれません。しかし、鬼の立場からしてみれば、桃太郎は「Invader(侵略者)」だといえるでしょう。

 

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