知らずに使っているかも?!シェイクスピア作品の使える英語表現Part3

 

会話の中に古典作品からの引用があれば、少なからず教養がある人とみなされるはず。もちろん、嫌みなほど引用ばかりでは相手に引かれてしまいますが、少しは引用できる表現を知っておくのも悪いことではないでしょう。今回は、知らずに使っているかもしれないシェイクスピア作品の有名な英語表現をいくつかご紹介します。

 

■Off with his head

「首をちょん切れ」とは、「リチャード三世」に登場するセリフです。どこかで聞いたことがあると思ったらこのセリフ、「不思議の国のアリス」の赤の女王の大好きなセリフですね。文法的には「Chop off his head」が正しいものの、「Chop」がないほうが勢いよく聞こえますし、言いやすいといえるでしょう。現代では、赤の女王のように怒り狂って使用する表現というよりは、他人を少しユーモラスに叱るときに使用されています。ところで、シェイクスピア作品の中の「リチャード三世」といえば、狡猾で詭弁家、そして脊椎側彎症を患っていたとされています。2012年に実際に発見されたリチャード王の遺体からも、彼が患っていた病気のあとが確認されました。身体的特徴をしっかりと作品中に描いたシェイクスピア。果たして、リチャード三世はシェイクスピア作品で描かれているように狡猾で悪い王だったのか、気になるところです。

 

■Fair play

公正な勝負を意味するフェアプレイ。スポーツの世界で一番大切なことであり、頻繁に使用されている言葉ですが、この表現もシェイクスピアが作り出しました。フェアプレイは、「テンペスト」でプロスペローの娘ミランダが述べるセリフの中に登場します。シェイクスピアの最後の作品として知られている「テンペスト」。テンペストとは英語で「大あらし」のことを指しますが、あらしのせいでナポリ王らが乗った船が難破した結果、島の住人たちの運命が変わっていくストーリーは、まさに題名にぴったりだといえるでしょう。

 

■It’s Greek to me

「まったくもって理解できない」というひねりの効いたこの表現は、「ジュリアス・シーザー」中に登場しました。例えば、なにか技術的で専門的な説明を受けた後などに、まったく理解できていないことを表現したいときなどにぴったりの言葉です。かつて、アニメ「トムとジェリー」の中にもこの表現をもじって、「It’s Greek to me-ow!」というエピソードがありました。猫が悪さをして叱られているのに、知らんぷりしているのは彼らにとって人間の言葉が、「It’s Greek to me-ow」なのかもしれませんね。

 

■You’ve got to be cruel to be kind

「ハムレット」の中に登場するこの表現は、「相手のことを思えばこそ、あえて辛く当たらなければならない」という意味になります。真実を語るために、誰かの感情を傷つける必要があるときもあるでしょう。愛のむちを与えなければ、相手の成長を見込めないことも。当たり障りなく生きている人にとっては難しいことですが、ときには相手のことを思って「harden my heart」(心を鬼にする)べき場合もあるかもしれません。

 

■Heart of gold

直訳すると「黄金の心」となりますが、「ヘンリー五世」に登場したこの表現は「思いやりのある、もしくは優しい」という意味です。現在でも美しい心を持った人に対して同様の意味で使用されていますが、「気前がよい、まじめで熱心な」人のことを表すのに用いられることもあります。もしも、「You have a heart of gold」とほかの人からいわれたら、高潔で綺麗な心の持ち主であることを誉められたことに。そのような場合には謙遜して、「そんなことはないよ」といいたくなるかもしれませんが、謙遜のしすぎは禁物です。相手に失礼にならないようポジティブに受け取って、「It means a lot to me」(そういってもらって感激です)とお礼の言葉を述べたほうが感じが良いこともあるでしょう。

 

重要な手紙やメール、メッセージを送るときにこそ、古典作品からの引用し、少なからず教養がある人と思わせることも大事です。きちんと相手に内容を伝えることも大事ですが、ビジネスなどでは多少のはったりや自信を良く見せることも同じくらい大事です。Webで翻訳でプロの翻訳家に翻訳をしてもらって、ビジネス相手に手紙を書いてみてはいかがでしょうか?

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